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シェービングサロン繁盛伝シリーズ

巷の理容室が、もしもハサミを持つことをやめたら…

巷の理容室といえば、男の人が、だいたいひと月に一度、髪を切ってこざっぱりする場所です。
昔ながらの店作りで、店主のオヤジさんと気さくな奥さんが経営されるご夫婦サロンがほとんど。

今では跡継ぎの息子世代が切り盛りしていますが、たいていは経営難、集客難が実情です。
だってそうでしょう、今や駅やショッピングモールには10分1,000円のカット専門店が並び、スーパー銭湯に行けば髪を切って風呂で流せる時代。ただ髪を切るだけなら、カンタンに、待たずに、土日をつぶさずに、それがお札1枚で事足りてしまうのです。

いうならば理容室の業態とは、企業とするのか家業のままか、店構えの新旧ギャップも激しく、時代の潮流とともに大きく様変わりしつつある産業のひとつです。

そんな巷の理容室が女性客をターゲットとする。
普段なら寄り付きもしない女性を相手取る。
一見すると水と油、相反する要素かもしれませんが、この無謀に見える掛け合わせこそ、新たな「業態と美観」を生み出す最上のハイブリッドだったのです。
私が提唱する「美剃師(びそりし)=シェイヴィスト」とは、シェービングビューティー専任者の称号で、危機感を募らせた理容師たちが『女性のためのシェービング』に焦点を定め、極めて局地戦的な観点から大きな世界観を描こうとする新職種、業態革新のスペシャリストです。

要点は、理容業だからといっても「散髪技術」には一切固執していないこと。
クローズアップすべきが、昔からあるサービスだけど影に隠れる「顔剃り技術」。髪を切る所なら、もう十分有り余っています。ましてや女性客を散髪で魅了するなど、そんな野暮なことはしません。美容室に任せればいいのですから。しかし、「女性の顔を剃る所」となるとどうですか。ず~っと前から持ち得ていたのに、ありそうでなかったカタチです。課題山積の中に埋もれるダイヤの原石を、いかにその手に収め、いかに磨き上げるか、サロンビジネスの事業戦略として提示することができます。

そしてこの際、誰も語らなかった新しい価値観“メイドインジャパンのシェービング”を推奨することで、エンドユーザーである女性の美意識がより高まることにも注力したい。

え、ピンとこないですって!? まあそうでしょう。
今まで通りの理容室のサービスでは成立しませんから。
というより女性の皆様が客として行きたくないでしょう。だからこそ業態を革新させる叡智が必要なのです。

現行法では、シェービングが許される業種は「理容業」のみ。これほど独占的な技術サービスが存在するのも珍しい。ゆえに新しい価値観で、今、理容師が一斉にハサミを置いて女性の顔剃りサロンを開くとすれば、まさに唯一無二の卓越性ある専門サービスへと昇華できます。それは同時に、黒髪、黒瞳の日本人女性にとって、最も適するビューティーアドバンテージに成り得ると確信します。

皆さまに知ってほしい。
「ハサミからカミソリに」主力武器を切り替えた、「シェービングビューティースペシャリスト=美剃師シェイヴィスト」は、日本の理容師の進化形です。近い将来、全く新しいカタチとなって現れることでしょう。ぜひともご支援いただけますと幸いです。

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